西宮市の事件・事故
西宮市の事件・事故

 30日午後、兵庫県西宮市の自営業の男性(68)が「投資名目で現金約1276万円と暗号資産約200万円をだまし取られた」と県警西宮署に届け出た。同署は詐欺事件として調べる。

 同署によると、男性は3月に交流サイト(SNS)で知り合った女性を名乗る人物から、LINE(ライン)で共同での投資を勧められた。指示されたアプリをインストールしてカスタマーセンターを名乗る相手とチャットを交わし、5月に現金を指定された口座に送金したところ利益が出ている表示がされ、さらに投資を誘われた。

 男性はATMやネットバンキングで送金を繰り返した上で利益分の出金をしようとしたが、相手方から「税金がかかる」「保証金が必要」などと言われ、現金や暗号資産を9月までに計17回にわたり送金。さらに通帳のコピーを求められたことから家族に相談し、被害に気付いたという。