神戸市の事件・事故
神戸市の事件・事故

 うそのマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いをかけられ、現金の調査名目で現金20万円をだまし取られたとして、神戸市灘区に住む男子大学生(22)が26日、兵庫県警灘署に被害を届けた。

 署によると、24日午後3時45分ごろ、大学生の携帯電話に着信があり「郵送した荷物に関する内容を確認する」と自動音声電話が流れた。アナウンスに従って操作すると、福岡県の郵便局員を名乗る男が出て「スマートフォン5台を送った」と説明したという。

 大学生が「注文していない」と返すと、男は「被害届を出した方が良い」と勧め、福岡県警の警察官を装う男に引き継ぎ、被害届の手続きを説明。翌25日、同じ警察官をかたる男から「マネーロンダリングの嫌疑がかかっている」と連絡があり、口座の現金を確認するとのうその名目で指定口座に現金を振り込ませたという。

 その後、さらに「200万円の保釈金が必要」などと求められたため、詐欺を疑って署に相談した。