新型コロナウイルス感染拡大の中での初詣を控え、神戸市兵庫区和田宮通3の和田神社は、手をかざすだけで鈴の音が鳴ったり、ひしゃくを使わずに手を清めたりできるなど感染対策に工夫を凝らす。なるべく「接触」を避けながら、本来のお参りの姿を守ろうとしている。(小谷千穂)
各地の神社では感染拡大後、身と心を清める手水舎(ちょうずしゃ)のひしゃくやさい銭を入れた際に鳴らす「鈴緒(すずお)」など不特定多数が触る物が撤去された。和田神社の奥田雅人宮司(55)は「安心していつも通りお参りしてほしい」と知恵を絞り、対策を講じた。
一番こだわったのは鈴緒に代わる設備だ。拝殿前に約5センチ四方のセンサー機器を取り付け、さい銭を入れた参拝客が手をかざすと、「カランカラン」と頭上のスピーカーから鈴の音が鳴る。初詣を見据えて5台並べ、それぞれにスピーカーを備えた。
手水舎は竹筒から常に水を流し、手を差し入れるだけで清められるよう工夫。使い捨てのペーパータオルも用意した。
ほかにも、引いたおみくじを結ぶ「おみくじ掛け」には通常の物に加え、高さ約2メートルのトンネル型の骨組みを新調した。参拝者の「密」をなるべく避けるとともに、毎日取り外さなくても済むので神社関係者の感染のリスクを減らすことができる。
奥田宮司は「参拝の所作にはそれぞれ意味がある。対策をしつつ、それを守りたい」と話した。









