神戸市の「須磨浦ロープウェイ」が２５日にリニューアルオープンするのを記念し、山陽電気鉄道（同市長田区）は同日から、子ども服メーカーのファミリア（同市中央区）とのコラボレーション企画を実施する。当面の間、電車や同ロープウェイにヘッドマークを付けて運行するほか、バッグなどの特製グッズを販売する。（大盛周平）

　須磨浦ロープウェイは、１９５７年から運行。ゴンドラ２台を備え、須磨浦山上遊園と最寄りの須磨浦公園駅間（約４６０メートル、高低差約１８０メートル）を３分１５秒で結ぶ。昨年１１月から制御装置の自動化などのために運行を休止し、リニューアル工事をしてきた。

　山電とファミリアのコラボは初めて。ヘッドマークを付けるのは、山陽姫路－阪神大阪梅田の直通特急と、山陽姫路－阪急・阪神神戸三宮の普通の各１編成。須磨浦ロープウェイの「うみひこ」「やまひこ」にもマークを装着する。先頭車両や車両ドア横、ゴンドラ内にはステッカーも貼り、ファミリアのキャラクターと“共演”する。

　また特製グッズは、ファミリアのキャラクターが須磨浦ロープウェイに乗っている特製イラスト入り。定番のレッスンバッグ（４千円）をはじめ、巾着袋３点セット（２６００円）▽ダブルポケットファイル（５５０円）▽クリアケース（８８０円）－の４種類を用意した。

　ヘッドマーク付き電車の運行時間は山電のホームページで確認できる。特製グッズは２５日午前１０時から、「山陽電車楽天市場店」で販売。ファミリアの店舗では取り扱わないが、４月１６～３０日には、山陽百貨店（姫路市）などでも販売を予定している。