神戸

大規模ワクチン会場にキッズスペース設置へ 神戸市 保育士常駐、小学生まで対象

2021/06/16 05:30

 子育て世代が新型コロナワクチンを接種しやすい環境を整えようと、神戸市内2カ所の大規模接種会場で17日、接種を受ける人の子どもを預かる無料のキッズスペースがオープンする。対象は0歳児から小学生で、いずれも12人程度まで受け入れる。(長谷部崇)

 神戸市は、16~64歳の市民約89万人に、年齢の高い人から順に24日まで接種券を発送。50代以下の予約開始日は、50代=7月5日▽40代=同10日▽30代=同15日▽16~29歳=同20日。子育て世代の接種が本格化するのは7月中旬以降とみられるが、基礎疾患のある人などは接種券が届き次第予約できるため、先行的にキッズスペースを開く。

 ノエビアスタジアム神戸(同市兵庫区御崎町1)は、神戸常盤大学(同市長田区)がスタジアム内で運営する子育て支援センター「ときわんノエスタ」を活用。約70平方メートルの広さで、保育士を含む3人が常駐する。受け入れは午前9時~午後8時。ヴィッセル神戸の試合がある日は受け入れない。

 神戸ハーバーランドセンタービル(同市中央区東川崎町1)は、約45平方メートルを確保し、保育士を含む2人以上が常駐する。受け入れは接種時間に準じ、月火水金=午後1時半~3時半▽木土=同1時半~6時半▽日祝=午前9時~午後6時半。

 ノエスタでは、接種した人にスタジアムのピッチサイドを開放する「ピッチサイドウオーク」も14日から実施。イニエスタ選手らの写真パネルも設置し、普段立ち入れない選手のロッカールームも経過観察などで使う。

 市ワクチン接種対策室は「せっかくの機会なので、スタジアムの雰囲気を楽しんで帰ってほしい」と呼び掛けている。

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