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LRTを生かした未来のまちづくりを考えた座談会=神戸市中央区新港町、神戸ポートオアシス(市提供)
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LRTを生かした未来のまちづくりを考えた座談会=神戸市中央区新港町、神戸ポートオアシス(市提供)

 次世代型路面電車(LRT)を生かしたまちづくりの方策を市民が話し合う「第1回LRTが走る未来のKOBEを考える座談会」(神戸市主催)がこのほど、同市中央区内で開かれた。観光業の経営者や子育て中の母親、外国出身者などさまざまな立場の委員8人がオンラインも含めて参加。国内外の先進事例も参考にしながら、LRTの展開案や街の将来像を思い思いに語り合った。

 LRTは、車道などに敷かれた専用レール(軌道)を走行。低床式車両やバリアフリーに対応した停留所のほか、振動や騒音が少ない快適性などの特徴に加え、街のシンボル性、観光資源としても期待される。市は三宮と再開発が進む臨海部ウオーターフロントエリアの回遊性を高める移動手段の候補の一つに位置付けている。

 座談会では、久元喜造市長が冒頭に「技術的に可能かどうかは専門家に検討してもらうとして、どんな街の姿を望むか、自由に議論してほしい」とあいさつした。委員たちは、2006年に全国で初導入した富山市や欧州各都市の事例を学び、意見交換。「三宮から須磨の海沿いへ走らせる」との案や「公共交通機関はたくさんあるのに連続性がない」といった神戸の課題を指摘する声もあった。

 座談会は年度末までに複数回開かれ、報告書を取りまとめる。(初鹿野俊)

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