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 神戸市は11月1日から、市内の全飲食店を対象に、新型コロナウイルス感染が疑われる利用客と接した従業員へのPCR検査を無料で実施する。酒類を提供する飲食店に限定してきたが、酒類を提供しない店にも拡大する。(長谷部崇)

 営業時間短縮要請の全面解除などを受けた飲食店支援の一環。マスクを着けない利用客と15分以上話した場合や、マスクを着けていたがせき込むなどして飛沫(ひまつ)感染の可能性がある場合が該当する。

 感染疑いのあるケースについて店側が保健所に相談し、申し込む。店の代表者と検査を受ける従業員が同意書を提出。クラスター(感染者集団)が発生しても店名は公表しない。

 酒類を提供する飲食店を対象にした検査には、昨年8月から今年9月にかけて計58店から348人の申し込みがあった。検査専用ダイヤルTEL078・322・6308(平日午前9時~午後5時)

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 また、同市は、市内の高齢者施設や障害者施設など約1600施設で直接介護に従事する職員ら約3万8千人に対し定期実施してきたPCR検査を、3回目のワクチン接種が終了するまで延長すると発表した。

 定期検査は昨年11月から実施。これまでは職員らが2回目接種を終えた施設は対象から外していたが、接種完了後に陽性となる「ブレークスルー感染」が散見されることから、クラスター発生抑止や高齢者の重症化防止のため延長を決めた。4検体をまとめて検査する「プール検査」で、11月から週1回程度のペースで実施する。

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