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 神戸市は、多胎児を妊娠、療育する母親への支援メニューを拡充した。先輩ママが自宅を訪問し、相談に乗る取り組みを新たにスタート。家事や育児などを手伝うサービスは多胎児家庭に特化した制度を立ち上げ、産後に利用可能な回数を大幅に増やした。

 双子や三つ子など多胎児が誕生する家庭は市内では毎年120組前後。保護者の心身の負担が大きいとされ、市は産後うつや児童虐待のリスクを減らすため、多胎児家庭の支援策を講じている。

 10月に始めた「ふたご・みつご子育てピアサポーター派遣事業」は、多胎児の子育て経験がある先輩ママが自宅に出向き、出産や子育てに関する相談を受ける。妊娠中から子どもが0歳の間に5回まで利用可能で、無料。

 「多胎児家庭ホームヘルプサービス事業」は、研修を受けたスタッフが家事や育児、外出を手助け。1回2時間1600円で、子どもが0歳の間は保護者1人につき年48回、1~3歳は年24回利用できる。従来は、0歳までの子ども1人につき年10回までしか使えなかった。また、妊娠中については従来通り保護者1人につき10回まで利用できる。

 申し込み方法など、詳しくは市ホームページで。(初鹿野俊)

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