三宮センター街1丁目商店街の3階デッキ「三Fストリート」(神戸市中央区三宮町1)で一休みしようとベンチを探していると、変わった自動販売機があった。
本体は神戸の街をイメージした青色基調の「神戸タータン」柄で、この柄をあしらった播州(ばんしゅう)織ハンカチやポーチ、マスクなど10品を販売。価格は千円前後が中心だ。
同商店街にあるアパレル企業「マック株式会社」などが、昨年12月に設置した。同社の植村一仁社長(46)によると、コロナ禍でも多くの人に神戸タータンを手に取るきっかけをつくりたかったという。自販機デザインは、神戸芸術工科大の学生が考案。今後は空港や駅への展開も視野に入れる。
繁華街の真ん中で、手軽に買える神戸らしい品々。おひとついかが?(小野萌海)