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地域の歴史やグルメへの理解を深めながら遊べるカードゲーム「神戸王」=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校
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地域の歴史やグルメへの理解を深めながら遊べるカードゲーム「神戸王」=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校
和気あいあいと「神戸王」を楽しむ生徒たち=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校
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和気あいあいと「神戸王」を楽しむ生徒たち=神戸市須磨区友が丘1、須磨友が丘高校

 須磨友が丘高校(神戸市須磨区友が丘1)の生徒が地元への理解を深めながら楽しめるカードゲームを考案、制作した。その名も「神戸王」。神戸の歴史やグルメ、景観などをあしらった60枚のカードを取り合い、点数を競う。生徒は今後、小学校や地域福祉センターを回り、ルールを教えながら多世代交流を図る。(大橋凜太郎)

 日本各地の歴史や産業について学ぶ授業の一環で、2年生9人が作った。本年度2学期から地元に焦点を当てて地域の特性を学習。地元愛を育める教材をつくることになり、新潟県佐渡市の地域性を学ぶカードゲーム「知域王」をヒントに開発を始めた。

 まず、3グループに分かれ、「歴史・伝統」「グルメ」「景観・観光」のジャンル別にカードのモチーフを探した。神戸観光局や、知域王の開発元に協力を得ながら有馬温泉やイチゴ、一ノ谷の戦いといった題材をピックアップ。写真と説明文を付けた「神戸カード」に仕上げた。

 ゲームは最大6人で楽しめる。神戸カードなど計60枚を束ねた山札から人数分を引き、表向きに並べるところからスタート。参加者は通し番号が入った10枚の「ナンバーカード」を手札とし、ほしい神戸カードの前に伏せて置く。他の参加者と重なった場合は番号が大きい方が獲得できる。

 神戸カードなど9枚が手元に集まるまで繰り返し、「復興」「インフラ」といった役を作って点数を競う。

 今後、小学校などにカードを持参し、一緒に遊んで学び合う予定だという生徒たち。男子生徒(17)は「神戸の人に『地元はこんなにすごいのか』と思ってもらい、市外の人にも港だけじゃない神戸の奥行きを知ってもらいたい」と思いを膨らませた。

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