国内最大級の屋外アスレチック施設「六甲山アスレチックパーク・グリーニア」（神戸市灘区六甲山町）がリニューアルし、１９日から今季の営業を再開する。デザインがユニークだったり、写真撮影に映えたりする遊具が登場し、より楽しめる要素が満載だ。（津谷治英）

　六甲山上の施設を運営する六甲山観光が２０２１年春、直営の六甲山カンツリーハウスと六甲山フィールド・アスレチックを統合して開設した。甲子園球場六つ分に匹敵する２３万平方メートルの広さを誇る。同年は新型コロナウイルスの影響を受けながらも、約８カ月で２０万人以上が足を運んだ。

　テーマごとに７エリアに分かれ、計１６４ポイントのアスレチック遊具を擁する。今回は六甲山フィールド・アスレチックだった場所を中心にリニューアルを展開。秘密の森をイメージした「ワンダー・ヤマンボー」、６人組の人気ユーチューバー「フィッシャーズ」が監修しゲーム要素を盛り込んだ「ヤッホイ」の２カ所が新しくなった。

　ワンダー・ヤマンボーは２１年夏、入場者らに夢のある遊具をテーマに募ったアイデアを採用。本棚をデザインしたロッククライミングなど約２０の遊具を刷新した。

　ヤッホイは、海外の街の路地裏をモチーフにした巨大な壁面が登場。突起物をつかんで登ったり、会員制交流サイト（ＳＮＳ）で発信する写真や動画撮影に使ったりと、遊びの要素が盛りだくさんだ。

　人気の水上エリアや、筋力、運動能力を試すマッスルエリア、２００メートルの空中飛行を楽しめる迫力満点のジップスライド－など既存のエリアを含め、施設内容はより充実。広報担当者は「自然と共存しながら子どもが成長できる施設を目指すフィールド・アスレチック時代の伝統を守りつつ、カップル、家族連れも楽しめる要素を新たに加えた」とＰＲしている。

　姫路市の「ロボットチャンネル」というユーチューブ番組に出演しているわたる君（１２）は営業再開前の体験会に参加。「難しい施設が多くて面白い。迫力もすごい！」と喜んでいた。

　木曜定休。午前１０時～午後５時。大人３千円、中高・大学生２５００円、小学生２千円。未就学児１５００円。グリーニアＴＥＬ０７８・８９１・０３６６