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「喜山プレミアムコース」で提供される神戸牛ステーキ2種(奧)とローストビーフ=神戸市中央区北長狭通2、神戸牛喜山
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「喜山プレミアムコース」で提供される神戸牛ステーキ2種(奧)とローストビーフ=神戸市中央区北長狭通2、神戸牛喜山
(手前から)サクラをイメージした春野菜、あぶりステーキずし、デザート=神戸牛 喜山
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(手前から)サクラをイメージした春野菜、あぶりステーキずし、デザート=神戸牛 喜山
開放感に浸れるスカイスパ=同区三宮町3、カンデオホテルズ神戸トアロード
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開放感に浸れるスカイスパ=同区三宮町3、カンデオホテルズ神戸トアロード

 言わずと知れた最高級牛肉「神戸牛(ぎゅう)(神戸ビーフ)」を比較的気軽に味わえる宿泊プランが、JR元町駅近くの「カンデオホテルズ神戸トアロード」に登場した。神戸牛を扱う専門店「吉祥吉(きっしょうきち)グループ」と提携し、宿泊には旅行割引支援「ふるさと応援! ひょうごを旅しようキャンペーン+」も利用できる。(井原尚基)

 「光り輝く」の意味を持つラテン語の「カンデオ」を冠した同ホテルは全国23カ所に展開し、神戸へは2018年に進出した。コンセプトは「上質さと使いやすさを兼ね備えた四つ星ホテル」。元高校球児のスタッフ高橋侑生さん(24)は「ただホテルに来てほしいというだけでなく、神戸という街を紹介するツールとしてホテルの存在があるという気概を持っています」と熱く語る。

 夕食は、ホテルから徒歩5分ほどの場所にある「神戸牛 喜山(きやま)」で、特別メニューの「喜山プレミアムコース」(全9品)をいただく。メインの「神戸牛ステーキ2種食べ比べ」は、ナカニク(外モモの一部)80グラムと希少部位のヒウチ(内モモの一部)60グラムが用意された。いずれもふわっとした食感が特徴で、神戸牛らしい甘さを感じる。

 サニーレタスや黄ニンジンなど、サラダはすべて兵庫県産だ。スープのタマネギにも淡路島産を使うなど、地産地消にこだわる。ステーキやローストビーフ、あぶりステーキずしがおいしいのはもちろん、指先に乗るくらいのミニバーガーも、シューにたっぷりチーズが用いられ、濃厚な味わい。サクラをイメージした前菜のカリフラワーやカブは見た目も美しい。

 運営会社の光田大気さん(41)は「高級なイメージが強く避けられてしまうことも多い神戸牛ですが、そのイメージを取っ払い、神戸の魅力を再発見してほしい」と呼び掛ける。

 食後は三宮の繁華街で夜遊びするのも楽しいが、ホテルに戻れば、ラウンジバーに見立てた13階の朝食会場で、夜景を眺めながらワインとおつまみを楽しめる「カンデオデリカ」(ハーフボトル1300円~、おつまみ180円~)もあり、選択肢の一つだ。

 そして、ホテルの目玉は最上階の14階にある展望露天風呂「スカイスパ」。都会の真ん中ゆえ街並みを見下ろすことはできないが、遠くから聞こえてくる喧噪(けんそう)をBGMに、ほろ酔い気分でゆっくり温まった。

 宿泊プランは、食事券付きで1人当たり1万7900円(2人1室の場合)から。同ホテルTEL078・958・6755

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