神戸

元町1番街で「水曜市」再開 2年ぶりのにぎわいに笑顔

2022/04/21 05:30

 兵庫県産の農作物を買える「水曜市」が20日、神戸市中央区の元町1番街で2年ぶりに開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大で取りやめていたが、再開を望む声が多かったため、対策を取って開催。新鮮な野菜や米が並び、この日を待ち望んだ人々でにぎわった。

 水曜市は、元町1番街商店街振興組合が2008年から毎月第3水曜日に開いてきた。同組合副理事長の細谷俊雄さん(77)によると、コロナ禍前は最大18店が出店し、一帯は人だかりができたという。しかし新型コロナの影響で、20年2月を最後に中止が続いた。

 この日は、店同士の間隔を5メートル以上空けるなど感染予防策を取って再開。淡路島産のタマネギや、県内産の卵、餅などの加工品を売る9店が並んだ。

 「茶香房きらめき」(同県三田市)代表取締役の田端二見夫(ふみお)さん(43)は「水曜市は試飲し、納得して購入してもらえる貴重な場」と話し、お茶を入れながら商品の特長をアピールした。

 開催取りやめになる以前に訪れて以来だという女性(84)=神戸市中央区=は「お茶が好きで、茶葉を4袋くらい買った。にぎわっている街を見て、元気をもらえた」と笑顔を見せた。(領五菜月)

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