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王子動物園駐車場の木に巣を作ったアオサギ=神戸市灘区王子町1
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王子動物園駐車場の木に巣を作ったアオサギ=神戸市灘区王子町1

 国内で見られるサギの中で最も大きいアオサギが、神戸市灘区・王子動物園の駐車場にある木に巣を作り、翼を広げて飛ぶ姿が通行人らの目を引いている。

 王子動物園によると、アオサギは平均全長約90センチ、翼を広げると約1・6メートルにもなる。全国の海岸や川、田んぼなどの水辺に生息。神戸市内でも自然が豊かな場所でよく見られ、カエルなどの両生類や魚類を主食にしている。2月から9月上旬に卵を産み、5月中旬から9月下旬ごろにかけてひなが巣立つ。

 同園の駐車場で見られるのは、4羽以上の野生のアオサギ。高さ10メートルほどの場所で木の枝を組み合わせ、巣を作った。「グエッ、グエッ」とゴムが擦れ合うような声で鳴いたり、雄大に空を舞ったりしている。

 近づきすぎなければ人に危害を加えることはなく、同園の動物も被害に遭ったことはない。長く駐車場で働く従業員によると、10年以上前から巣を作るようになり、5月ごろにひなが巣立つことが多いという。

 同園の担当者は「動物園の近辺は緑が多いので、駐車場に巣を作るようになったのではないか」と推測している。(斎藤 誉)

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