神戸市は新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を6月1日に始める。60歳以上には3回目から5カ月経過後に接種券を発送。基礎疾患がある60歳未満は接種券発行に申請が必要で、Eメールで接種券を届ける新システムを導入する。
4回目の対象は、3回目から5カ月経過した60歳以上と、18~59歳の基礎疾患があるか医師が重症化リスクが高いと認めた人で、約53万人。ワクチンはファイザー製とモデルナ製。接種場所は医療機関832カ所や16カ所の集団接種会場。
60歳以上は接種券が届くと病院などで予約でき、インターネットや区役所に配置される「お助け隊」や、市が日時を選ぶ「おまかせ予約」も利用できる。
18~59歳は「こうべE-mail接種券」のウェブページで申し込むと、登録したメールアドレスに接種券が届く。病院などに接種の予約を入れ、印刷するかスマートフォンなどに表示した接種券と、3回目の接種記録、本人確認書類を示せば受けられる。従来の紙の接種券も申請可能。
久元喜造市長はメールで届く接種券について「迅速に接種してもらうにはベストな方法」と説明した。(三島大一郎)