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実行委員長でトロンボーンを手にする森安愛莉さん(右)と広報部局長の奥村奏さん=神戸ハーバーランド
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実行委員長でトロンボーンを手にする森安愛莉さん(右)と広報部局長の奥村奏さん=神戸ハーバーランド
SJCが6月に神戸市内で実施したジャズイベントの様子(SJC提供)
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SJCが6月に神戸市内で実施したジャズイベントの様子(SJC提供)

 関西の大学でジャズ研究会に所属する学生らのイベント「スイング・ジャズ・クルーズ」(SJC)が10、11日、神戸ハーバーランド周辺の4会場で繰り広げられる。2008年から続き15年目の節目だが、新型コロナウイルス禍のため野外ライブは3年ぶりとなる。主催者は「100年近いジャズ演奏の歴史がある神戸を、大学生のパワーで盛り上げたい」と力を込める。入場無料。(金井恒幸)

 実行委員会によると、コロナ前の2019年には、約70団体が参加し、約1万3千人が来場するほど盛況だった。だがコロナ禍のため20年はオンライン配信、21年は中止を余儀なくされており、今回の再開が待ち望まれていた。

 今年は神戸大、甲南大、関西学院大など10大学からの実行委員約30人が企画を担った。広く参加を募ったところ、大規模編成の「ビッグバンド」や、少人数の「コンボ」が50団体以上、出演を予定。参加人数は、学生を中心に社会人を含め400人を超える見込みという。

 今年の開催テーマは「つなげる」。「コロナ禍でも学生と音楽の力で、地域や観客とのつながりを取り戻したいという思いを込めた」と話すのは、実行委員長で神戸市外国語大3年の森安愛莉(あいり)さん(20)と、広報部局長で兵庫県立大3年の奥村奏(かなで)さん(21)だ。

 今回は会場ごとに、「スイング」「ソロ」などジャンルや演奏形式などで分けて特色を明確にし、好みに応じた観覧がしやすいよう工夫する。「スイングする熊」をイメージした公式キャラクター「すいんぐま」のグッズも展示するなど、幅広い楽しみ方を試みる。

 「コロナ禍でライブが少ない中、お客さんが体を揺らしてジャズを楽しんでくれるのが、何よりうれしい」とトロンボーンで出演もする森安さん。イベント運営に専念する奥村さんは「普段はジャズを聴かない方も、買い物ついでにふらっと立ち寄り、その魅力に少しでも触れてもらいたい」と熱く語る。

 10日の「前日祭」は午後1~6時ごろ、11日の「本祭」は同0時半~6時半ごろまでを予定。場所は「スペースシアター」「モザイク1階 希望の広場」「カルメニ」「高浜岸壁」。現地の様子のアーカイブ配信も計画している。詳細はSJCのホームページで。

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