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ペットボトルや色トレーなど、種類ごとに分けた棚を設けて、ごみを回収している=神戸市中央区吾妻通4、コミスタ神戸
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ペットボトルや色トレーなど、種類ごとに分けた棚を設けて、ごみを回収している=神戸市中央区吾妻通4、コミスタ神戸
瓶は茶色や、透明など、色ごとに回収している=神戸市中央区吾妻通4、コミスタ神戸
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瓶は茶色や、透明など、色ごとに回収している=神戸市中央区吾妻通4、コミスタ神戸

 資源ごみのリサイクル促進を目指した「あづま資源回収ステーション」が8月、市生涯学習支援センター・コミスタこうべ(神戸市中央区吾妻通4)に開設された。市が業者に委託してペットボトルやプラスチックトレー、びんを集める専用の棚を設置。曜日を問わずに少しずつ出せ、汚れの少ない状態での回収が期待できる。再生後の効果を紹介する交流スペースも設け、市民でにぎわっている。(斎藤 誉)

 各地域ではプラスチックごみの回収曜日を決めているが、劣化したり、他のごみと混合してしまうことで汚れがひどくなることがある。市の担当者によると、「再生に使えない不要な部分もある」と説明する。

 「あづま資源回収ステーション」はいつでも、少しずつ出せるため、より質のいい資源ごみが集められ、幅広いリサイクルにつなぐことが可能となる。市内では、長田区のふたば学舎が先行導入し、好評だったためコミスタこうべにも開設した。市は他の区への拡大を検討している。

 回収用の棚はコミスタこうべの正面玄関近くに設置。ペットボトル、色のついたトレー、飲料用の紙容器など計12品目に分けている。きれいな状態で10回、資源ごみを持ってくると、子どもの古着やおもちゃ、本がもらえる特典もある。

 2階の交流スペースには、1万1200枚のプラスチックトレーを使ったリサイクルベンチを置く。隣に子どもの遊び場を用意しているため、ベンチに腰掛け、無料のコーヒーを飲みながらくつろげる。リサイクル効果を紹介できる仕組みだ。

 委託先業者は、同様の取り組みを宮城県で行った経験がある。東日本大震災後、高台の住宅地で多くの被災者が助け合う中、ごみの分別についても意見交換が自然と始まり、地域活性化につながったという。

 ペットボトルを持ち込んだ中央区の女性(80)は「これまでもリサイクルには関心があったが、いつでも出せるのは便利。これなら少しずつ持ち込める」と話していた。

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