神戸

ホールや図書館、カフェが一体 まちの文化拠点「なでしこ芸文センター」 西神中央駅前に誕生

2022/10/03 05:30

 神戸市が市営地下鉄西神中央駅西側に建設していた「なでしこ芸術文化センター」が完成し1日、オープンした。ホールや図書館、カフェ、交流スペースなどが一体となった複合施設。記念式典には市民や行政関係者が集まり、文化と芸術を育む新たな中核拠点の誕生を喜んだ。(大田将之)

 同センターは敷地面積4千平方メートル、延べ床面積6172平方メートルの3階建て。「格子模様」や「多面体」をモチーフにしたデザインで、駅前で存在感を放つ。

 1、2階部分に整備された「西神中央ホール」は収容人数500人で、県内産のスギ材で組んだ天井が特徴的だ。舞台背面の壁を開けると、外からガラス越しに鑑賞することができるほか、防音の貸しスタジオも備える。

 西図書館は西区文化センターから移転し、広さ3倍以上、座席数4倍以上に拡充された。窓から光が差し込み、開放感あふれる雰囲気の中、1階に児童書、2、3階に一般書が並ぶ。

 1日の式典では、ピアノ演奏や高校生によるダンスで開館を祝福。久元喜造市長は「神戸市西部に本格的な芸術文化拠点はなかったが、誕生した。狭い、暗い、本が少ないと言われた西図書館も一新された。ホールは100%の稼働を目指す」と述べた。

 西図書館(TEL078・991・8311)は午前10時~午後8時、日祝は午前9時~午後5時。月曜休館。ホール(TEL078・995・5638)は午前9時~午後10時。

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