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花火に彩られて出港する新船「フェリーろっこう」=神戸市中央区新港町
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花火に彩られて出港する新船「フェリーろっこう」=神戸市中央区新港町
3人で利用できる部屋もある=神戸市中央区新港町
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3人で利用できる部屋もある=神戸市中央区新港町
景色を楽しめる共用スペース=神戸市中央区新港町
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景色を楽しめる共用スペース=神戸市中央区新港町

 港町神戸と南国の宮崎とをつなぐ航路に、宮崎カーフェリー(宮崎市)の新船「フェリーろっこう」が就航した。先代の船より大型化し、個室を約7倍の216室に増やした。一方で、旅客定員は約110人減らし、ゆったりと船旅を満喫できるようにした。

 ろっこうは、10月初めまで約25年間運航した「こうべエキスプレス」の後継。全長194メートルで、先代より24メートル大きくなった。

 近年、船舶での個人旅行に人気が集まっていることを受け、幅広い形態の旅に合うよう1~4人部屋をそれぞれ設けた。物流を支えるトラックドライバー向けのエリアは、これまで6人1部屋が主だったが、「1人で休みたい」という要望が寄せられたため、全てシングルルームにした。

 多様なニーズに合わせ、バリアフリーや、ペットの同伴に対応できる部屋も備えた。ペットを同伴する場合は、部屋内のケージに入れるか、専用スペースに預けることができる。

 神戸から宮崎までの所要時間は12時間20分~14時間40分。4月に就航した同社の「フェリーたかちほ」と2隻体制で、1日1便を運航する。たかちほと同様、船内でジャズ演奏や伝統舞踊を楽しめる日もある。

 今月初めには神戸港で記念式典が開かれ、サプライズ花火が出港を彩った。

 宮崎カーフェリーの郡司行敏社長が「二つの街を物流と観光で元気にするための架け橋になれたら」とあいさつ。同僚と4人で乗船した奈良県大和郡山市の女性(50)は「まさかと思うほど大きくて驚いた。水平線から昇る朝日など船旅ならではの景色を楽しみたい」と笑顔だった。(安藤真子)

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