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神戸市役所=神戸市中央区
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神戸市役所=神戸市中央区

 冬にかけて新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、神戸市は医療機関の逼迫(ひっぱく)と学校での集団感染の防止につなげるため、公私立中学・高校や特別支援学校に通う市内在住の生徒約8万人を対象に、新型コロナの抗原検査キットを無償で配布する。(名倉あかり)

 市によると、児童生徒ら子どもへのキットの無償配布は大阪府が9歳以下に行うなどしているが、まだ全国的に珍しいという。

 新型コロナとインフルとの同時流行は、今夏、冬に当たる南半球でインフルが流行したことから、専門家が指摘。神戸市は、各家庭でキットを保管してもらい、早期確認できる環境を整えることで、登校による新型コロナの感染拡大を防ごうと、配布を決めた。

 11日の定例会見で久元喜造市長は「部活動などがある中高生は、ほかの世代に比べて集団感染のリスクが高い。感染の有無をいち早く確認する必要がある」と理由を説明した。

 キットで陽性が分かった際は保健所の医師がオンラインで診断。感染が確定すれば、自宅療養フォローアップセンターなどが対応する。

 検査キットは1人に2個ずつ配る。提供には申請が必要で、中学生は16日、高校生は18日からインターネットの「e-KOBE:神戸市スマート申請システム」でそれぞれ受け付ける。12月20日まで。

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