アカペラグループ「チキンガーリックステーキ」とステージに立つマル=神戸市中央区波止場町

 夏の神戸港を彩る「第22回Kobe Love Port・みなとまつり」が16日、神戸市中央区のメリケンパークで始まった。ステージには、神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公マルが音楽ライブに登場したほか、盆踊りやヒーローショーが行われた。飲食ブースも並び、家族連れでにぎわった。17日まで。

 神戸青年会議所などでつくる実行委員会が毎年主催。今年は、毎年マリンピア神戸で開催されていた「マリンカーニバル神戸2023」と、ハーバーランド高浜岸壁で行われていた水かけ祭り「KOBE ソンクラーン」も同時開催した。

 マルは、神戸出身のアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」の舞台に出演。阪神・淡路大震災をテーマにし、デブ猫ちゃんの物語にも登場した曲「満月の夕(ゆうべ)」などを披露した。

 奈良市から帰省中の会社員生の男性(48)は家族5人で盆踊りに参加。「海風が気持ち良かった。大勢で盛り上がれて楽しかった」と話した。(谷川直生)