小児がんの治療法研究に役立ててもらおうと、神戸市中央区の小学生4人が6月下旬、地元の大安亭市場に1日限りの「レモネードスタンド」を出店した。神戸の海をイメージしたオリジナル商品を販売し、収益の一部は、小児がんなどの治療法開発に取り組む神戸大の研究室に寄付する予定。「レモネードはどうですか。おいしいですよ~」。子どもたちの元気な声が響いた。(長沢伸一)
企画したのは、今年6月に発足した団体「kobesmileblue(コウベスマイルブルー)」。メンバーは中央小学校に通う日野原卯乃さん(5年)と凪さん(2年)、野口玲奈さん(5年)と優奈さん(3年)の2組のきょうだい、姉妹とその保護者。病気と闘う同世代の子どもたちがいることを知り、何か支援ができないかと立ち上げた。