ノーベル平和賞授賞式翌々日にあった折り鶴のワークショップで、完成した折り鶴を手に笑顔を見せる参加者ら(壷井宏泰さん提供)
ノーベル平和賞授賞式翌々日にあった折り鶴のワークショップで、完成した折り鶴を手に笑顔を見せる参加者ら(壷井宏泰さん提供)

 ノーベル平和賞授賞式翌々日の昨年12月12日、ノルウェー・オスロ市のノーベル平和センターで折り鶴のワークショップが開かれた。企画したのは兵庫県の被爆2世と被爆体験伝承者。さまざまな国境や人種、年代の人たちが一心に鶴を折った。「少なくともこの瞬間、私たちは核兵器廃絶と平和への思いを世界の人と共有できた」と2人は胸を熱くした。(小西隆久)