家庭の経済的な事情などにより、学校外での学びの機会が少ない中学生をサポートする地域型学習支援事業の2024年度成果報告会が、神戸・三宮のアンカー神戸であった。神戸市内で活動する6団体が登壇し、それぞれの工夫や今後の課題などを話した。
21年度から始まった神戸市の「学びへつなぐ地域型学習支援事業」で、NPO法人などの地域団体が運営、大学生らが講師として活動する。各団体の交流を通じてアイデアを交換したり悩みを話したりしてもらおうと、市が毎年会合を開いている。
東灘区で活動するNPO法人「阪神つばめ学習会」の担当者は、ボランティアで教えることを通じて「人のために役立つ大切さを感じた」と強調。学習指導だけでなく、将来の夢など何げない会話が生徒との距離を縮める機会になったと振り返った。
他団体からも「学生ボランティアの活動についてマニュアルを作り、長く続けられる仕組みを整えたい」「学習する場としてだけでなく、生徒らにとって楽しい居場所になるよう工夫している」といった報告があった。
北区でボランティア講師をしている大学1年の中田敦さん(19)は「普段は自分たちの集まりの中だけで活動しているので、他団体がどのような課題を抱えているのか、どう向き合っているのかを知る貴重な機会だった」と話していた。
(安福直剛)























