生徒の前で被災体験を明かす上田元章さん。「あなたのまちで後世に残したいことは」と問いかけた=垂水中学校
生徒の前で被災体験を明かす上田元章さん。「あなたのまちで後世に残したいことは」と問いかけた=垂水中学校

 還暦の時に起きた阪神・淡路大震災で生き埋めになった。経営する婦人服店は全焼。まちの復興の旗振り役になり、志半ばで亡くなった-。そんな父の姿を神戸市の中学校教諭、上田元章さん(61)が手記にまとめた。震災の記憶を伝え、次の災害に備えるために。そんな願いを込め、自身の体験とともに子どもたちに語り継ぐ。(千葉翔大)