6年ぶりに催される「年末ガラポン大抽選会」をPRする姫路市商店街連合会の浜本卓弥会長(右)ら=姫路市紺屋町
6年ぶりに催される「年末ガラポン大抽選会」をPRする姫路市商店街連合会の浜本卓弥会長(右)ら=姫路市紺屋町

 JR姫路駅北の商店街や商業施設でつくる兵庫県の姫路市商店街連合会は5~15日、「年末ガラポン大抽選(ちゅうせん)会」を6年ぶりに開催する。昭和期から続く年末の恒例行事だったが、新型コロナウイルス禍の2020年から中断していた。再び年の瀬の買い物を楽しんでもらおうと、9商店街の約300店舗が参加する。(金 慶順)

 同連合会事務局によると、周辺の商店街の主な客層は50~70歳代。だがコロナ禍を機に外出控えが起こり、日用品をネット通販で購入したり、郊外の大型量販店でまとめ買いしたりするケースが増えたという。コロナ収束後、観光客は戻ったが、客足は鈍いままのため、商店街を回遊するきっかけにしてもらおうと企画した。

 テーマは「笑店街でメリークリスマス」。期間中に参加店で買い物をすると、500円につき抽選補助券1枚をもらえる。補助券10枚でガラポン抽選を1回できる。抽選会場は駅前商店街(午前11時~午後7時)▽御幸通商店街(午前11時~午後6時)▽小溝筋商店街(同)▽西二階町商店街(午前11時~午後5時)-の4カ所。

 はずれなしで、商品は「選べる豪華旅行招待券」(5人)▽地元ホテルの豪華ディナーペア招待券(25組)▽地元百貨店の選べるギフト(50人)▽映画館「アースシネマズ姫路」の特別鑑賞券(50人)▽周辺商業施設の商品券千円分(100人)-など。

 市商店街連合会の浜本卓弥会長は「ガラガラと福引を回す音は年末の風物詩だった。気軽に買い物に来てもらい、福引を楽しんでほしい」と話していた。

 補助券や景品がなくなり次第終了する。問い合わせはまちづくりステーション街の駅TEL079・287・3410(火曜定休、午前10時~午後6時)