自宅で衰弱していた1人暮らしの高齢男性の救助に協力したとして、灘区大内通に住む主婦の林一美さん(68)が、灘署長感謝状を受けた。自宅の向かいにある男性宅の郵便受けに新聞がたまっているというささいな変化に気付き、署に連絡した。
林さんが、男性宅の郵便受けが気になったのは3月12日ごろ。毎日、欠かさず新聞を抜き取っていたにもかかわらず、残った状態になっていた。
以降、新聞はどんどんたまっていく。1週間たっても状況は変わらず、男性の姿も見かけない。おせっかいかなとも考えたが、「何かあったら後悔する」と19日に灘署へ電話した。
署員が訪問すると、男性は2階のベッドで動けなくなっており、食事も取れずに衰弱していた。すぐに病院に搬送され、無事に回復した。
高齢で1人暮らしという男性の生活環境を普段から心配していた林さん。半年ほど前からは外出の機会が減っていると感じ、世間話をしたり、手料理のおすそ分けをしたりと、意識的にコミュニケーションをとっていたという。
4月24日、林さんは灘署で植田賢治署長から感謝状を受け取った。「顔を見てあいさつするだけでも良いので、気にかけることが大事だと思った。これからも近所付き合いを大切にしていきたい」と話した。(原ひより)






















