二宮市場の宇治茶園が販売する「高級宇治抹茶入り白折」=中央区琴ノ緒町3
二宮市場の宇治茶園が販売する「高級宇治抹茶入り白折」=中央区琴ノ緒町3

 神戸市内13カ所の小売市場からなる連合会が、店主のこだわりや技術が光る商品にお墨付きを与える「認定商品」に15品を追加した。ゆで干し大根や茶葉など毎日の食卓で使いやすい食品から、ミャンマーの「サモサ」まで、個性豊かな逸品がラインナップに入った。

 市小売市場連合会は2年前から、市場の雰囲気や神戸らしさが感じられる産品を「神戸いちばPROUD(プラウド)認定商品」とする取り組みを続けている。今年は、4市場14店の15品を新たに選んだ。

 中央区の二宮市場にある「宇治茶園」は「高級宇治抹茶入り白折(しらおれ)」が認定を受けた。茎を集めた雁ケ音(かりがね)という鹿児島県産のお茶に宇治抹茶をブレンドした商品で、すっきりとした甘みに抹茶の風味が溶け込む。

 創業は1950年ごろ。3代目店主の高岡竜馬さん(46)によると、白折はもともと先代の父が独自の配合で作っていたが、昨年2月に急逝。詳しい分量を聞いたことはなかったが、母の悦子さん(71)と試行錯誤して、味の再現に成功した。竜馬さんは「思い入れのあるお茶。魚などの和食に合うので、日々の食卓で使ってほしい」と話す。

 千切りのゆで干し大根は、兵庫区のハートフルみなとがわで店を構える乾物店「かね友」が仕入れている。長崎の農家が作っており、冬の寒風にさらしてうまみと栄養分を凝縮。サラダやみそ汁などに使うのがおすすめという。

 認定商品は、今年の15品を含め54点。認定期間は4年間で、専用のポップを付けて販売できるほか、連合会のサイトで詳しく紹介している。(中村有沙)