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緊迫感が漂う会場で訓練に励む隊員=三木市消防本部
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緊迫感が漂う会場で訓練に励む隊員=三木市消防本部

 消防隊員が訓練の成果を披露する「警防錬成会」が15日、兵庫県三木市福井の市消防本部で始まった。消火技術や士気の向上を目指し、10隊60人が参加。16日まで2部制で救助、消火活動に取り組み、安全管理や連携の精度を競う。(大橋凜太郎)

 若い世代に知識と技術を継承するため、2019年に初めて開催。2回目となる今回もベテラン、若手混合の計6人でチームを組み、鍛錬を重ねてきた。

 錬成会は木造2階建て住宅の1階から出火し、住人2人のうち1人が逃げ遅れた-との想定で行った。現場に駆けつけた隊員は情報を集め、2階から助けを呼ぶ要救助者を確認。人命救助を優先し、はしごを使って助け出した。

 続く消火活動では、部屋にたまった可燃性ガスが発火して燃え広がる「フラッシュオーバー」を念頭に行動。建物の入り口で噴霧放水をして室内の温度を下げ、部屋に入った後は直接火元を消した。

 市消防署広野分署の寺西克仁消防士長(37)は「訓練でできないことは、現場でもできない。自分が死ぬと元も子もないので、隊員には安全管理の徹底を言ってきたが、厳しい指導に応えてくれたと思う」と話していた。

 16日は残る5隊が参加。減点方式で順位を決め、後日、上位3隊を表彰する。

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