昭和30年代の里山環境を復元しようと職員らが立ち上がった三木山森林公園(兵庫県三木市)。外来種を駆除し、芝生広場をかつての草原に戻す取り組みなどが奏功し、カヤネズミやニホンアカガエルといった多様な生物が定着した。四季折々の原風景にいぶく命をファインダー越しに紹介する。
■餌を求め池をすいすい
厳冬期の三木山森林公園(三木市福井)に渡り鳥が飛来している。お尻に黄色い三角模様がある雄のコガモも、下池で餌をついばんでいる。
1月現在、同公園では真っ黒なオオバンや、頭に緑の光沢があるヨシガモなどの鳥類を観察できる。コガモもその仲間で、水面で口をぱくつかせて餌を食べる。
渡り鳥が北方からやって来るのは例年12月ごろ。園内で狩猟されることはないため、同公園樹木医の梅木伸一郎さん(67)は「安心しているように見える」と目を細める。
餌をくれる人を見ると、後を追いかけ回す渡り鳥。梅木さんは「餌をもらうことに慣れて、感覚が鈍らないだろうか。太ったまま北国に帰って大丈夫かな」と心配そうだ。(大橋凜太郎)









