ボランティアが壊れたおもちゃを修理する「みきおもちゃ病院」が3日、兵庫県三木市末広1の市民活動センターで約1年半ぶりに再開した。開院を待ち望んでいた子どもらが思い出のこもったおもちゃを修理に出すために訪れた。(長沢伸一)
おもちゃ病院は2013年に開設。毎月第1、第3土曜に同センターで開院していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年3月以降休止していた。
この日は、午前10時から親子連れや高齢者らがおもちゃを持って来場。10人のおもちゃドクターが「電池を替えても動かない」「音が出なくなった」といった状況を聞き取り、診断書に記入。紫外線で滅菌消毒した後、モーターを入れ替えたり、分解したりして修理に取り組んだ。
三木市内から訪れた男性(73)は音声ロボットなどの修理を依頼した。子どもが5歳の時、男性の両親が買ってくれた大切な品。「メーカーにも聞いたが無理だった。直ったらうれしい」と話した。
第1、第3土曜の午前10時~正午に開院する。無料(部品交換の場合は実費が必要)。ボランタリー活動プラザみきTEL0794・83・0090









