東京五輪に出場するフランス陸上競技チームの練習見学会が２４日、兵庫県立三木総合防災公園（同市志染町三津田）陸上競技場で開かれた。市民ら約２５０人がスタンドから観覧し、本番に向けて調整を進める選手たちの姿に見入っていた。（長沢伸一）
三木市は、フランス陸上競技チームのホストタウンとして登録されている。２０１９年にも五輪チームが同競技場で合宿を行っていた。
フランスチームは１９日から同競技場で事前合宿をスタート。新型コロナウイルス感染防止のため、市民との対面式の交流行事は計画できなかったが、代表選手を間近に感じてもらう機会をつくりたいと、三木市が練習見学会を企画した。
この日はトラック競技や跳躍競技に出場する約３０人が練習を行った。レーンを軽やかに疾走したり、砂場に向けて大跳躍を見せたりと、迫力ある動きを披露。間近で見る五輪選手の姿に、参加者たちは熱心にカメラを向け盛んに拍手を送っていた。
市民が選手に質問する時間もあった。緑が丘小２年の女児（８）は好きな色や食べ物について尋ねた。「おすしが好きと言ってくれたのがうれしかった。選手は大きくて足が長かった」と笑顔に。家族で観覧した三木市内の男児（４）は「走っている姿がすごかった」と興奮した様子で話していた。
