昨年亡くなった谷川静雄さんの被爆体験を紙芝居にした藤田均さん(左)と図書館職員の森本弥生さん=吉川図書館
昨年亡くなった谷川静雄さんの被爆体験を紙芝居にした藤田均さん(左)と図書館職員の森本弥生さん=吉川図書館

 涙を流しながら遺体を川に捨てました-。三木市吉川町米田の谷川静雄さんは1945(昭和20)年8月、広島市で被爆し、昨年7月に99歳で亡くなるまで当時の体験を語り続けた。そんな谷川さんの体験や言葉を後世に残したいと、知人で郷土史家の藤田均さん(73)=吉川町上松=が紙芝居を作った。谷川さんの語り口と柔らかな挿絵が80年前の記憶と平和の大切さを伝え続ける。(小西隆久)