宝塚大橋から武庫川を見下ろす。冬になると、川の中州に石が積まれ、「生」の字がかたちづくられる。
現代美術家の大野良平さん(65)が2005年、初めて制作した。宝塚で生まれた私が初めて見たのはちょうどその頃、まだ中学生だった。阪急電車の窓からのぞき、友人と「なんやあれ?」と首をかしげた記憶がある。大人になり、阪神・淡路大震災からの再生を願うオブジェだと知った。
宝塚大橋から武庫川を見下ろす。冬になると、川の中州に石が積まれ、「生」の字がかたちづくられる。
現代美術家の大野良平さん(65)が2005年、初めて制作した。宝塚で生まれた私が初めて見たのはちょうどその頃、まだ中学生だった。阪急電車の窓からのぞき、友人と「なんやあれ?」と首をかしげた記憶がある。大人になり、阪神・淡路大震災からの再生を願うオブジェだと知った。