兵庫県公立高校の一般入試がいよいよ来週に迫ってきました。緊張や不安を感じるのは当然ですが、これまで積み重ねてきた努力の成果を本番で100%発揮するためにも、余計な不安や心配は排除しておきたいものですね。「備えあれば憂いなし」。今回は、受験当日の持ち物や、いざという時の備えについてお話したいと思います。

◆受験会場までのルートを確認しておこう

 まずは当日、時間に余裕を持って無事に受験会場に到着することが何より重要です。

 到着時間がギリギリになって焦りや動揺を抱えたまま試験に臨むことになったり、トイレに行きたいのに行けないまま我慢したり、といったことがないようにしましょう。

 迷わずにたどり着けるか心配な人は、前日までに一度、下見して道順を確認しておくと安心です。スマホで道順の動画や写真を撮影しておくなどの工夫をしてもいいかもしれません。

 さらに、スマホの電池切れや不具合があった時のために、紙に印刷した地図を持参する人もいるようです。

 当日は、集合時間の少なくとも20~30分前には会場に着くように心がけしましょう。

 公共交通機関を利用する場合は、万が一の遅れや運休に備えて、1~2本早めの便を調べておくことをおすすめします。駅やバス停留所の位置なども把握しておくと安心です。

◆受験当日の持ち物 3つのポイント

〈ポイント1〉受験票をチェック

 受験会場で必ず使うものは、受験票に書いてあります。受験校によって少しずつ異なるため、まずは受験票に従って前日までに準備しておきましょう。各校に共通しているのは、受験票/筆記用具/昼食・飲み物などです。

 受験票は会場に到着したら受付などで提出する場合があるので、取り出しやすいところに入れておくと焦らずにすみます。

 筆記用具は、指定されたものを準備します。指定外のものを持ち込むと受験が無効になる可能性もありますので注意が必要です。

 昼食は片手で食べられるおにぎりやサンドイッチが人気で、食事をとりながら午後の試験の最終確認をする人が多いようです。

 その日の体調や食欲に合わせて、食べる量を調節できるのもメリットです。コンビニなどで調達する場合は、当日の朝ではなく前日の夜に買っておくと、当日レジが混んでいて焦る、ということがありません。

 また禁止されていない場合は、会場の時計が見にくかった時のために腕時計も用意しておきましょう。スマートウオッチやアラーム付きのものは持ち込みNGのケースが多いので事前確認が必要です。

〈ポイント2〉“お守り”を用意しよう

 寺社の合格祈願のお守りを持参する人もいるでしょうが、ここで紹介するのは、もしもの時のための「安心グッズ」のことです。

 頭痛になりやすい人は「痛み止め」の薬、コンタクトレンズを着用している人や目が乾きやすい人は「目薬」…など。あると安心できるものをかばんの中に忍ばせておくと、無駄な心配をしなくてすみます。

 併せて、ハンカチ、ティッシュ、マスクなどの衛生用品や雨具なども点検しておきましょう。女性は念のため生理用品も準備しておくと、いざという時に対応可能です。

〈ポイント3〉参考書は厳選して持参

 試験会場までの移動時間や、昼休みなどの試験の合間に読む参考書は多くても1教科1~2冊程度に厳選しましょう。持ち運びの負担になるため薄いものがいいです。

 新しく買った問題集は、解けないと不安になってしまうので、使い慣れたもので、基本的な内容が復習できる1冊がおすすめです。

 自分でまとめたノートや単語帳などでも問題ありません。これまでの頑張りを再確認することが自信にもつながります。

◆前日はしっかり休息をとってリラックス

 「いよいよ明日は受験!」となると、最後まで追い込みをしたくなるかもしれません。しかし、睡眠不足は大敵です。

 寝不足で記憶力や集中力が低下すると「いつもは解けるような問題なのに、うっかり間違ってしまった」といったケアレスミスが起きやすいほか、最悪の場合、寝坊や遅刻につながりかねません。

 前日は夜更かしをせずに7~8時間程度の睡眠を確保するようにしましょう。

 湯船に浸かって体をしっかり温めると、疲労が軽減し緊張がほぐれる効果があるので、就寝の1時間前に入浴するのがおすすめです。

 受験当日は、試験開始の2~3時間前には起きて、心と体をしっかり目覚めさせておきましょう。

 前日や当日朝の食事にも気を付けたいですね。生ものなど食あたりの原因になるものは避けましょう。縁起を担いだ「かつ丼」も良いですが、なるべく消化にいいものを選んでください。

◆万一のトラブルに備えて

 いくら準備をしていても想定外は起こりうるものです。そんな時も、あらかじめ対応の方法を知っておけば、慌てずにすみます。

 「集合時間に遅れそう」「試験会場への到着が間に合わない」という時は、すぐに受験校に電話で連絡を入れて遅刻の理由を説明し、学校の判断を仰ぎましょう。

 電車の遅れが原因の場合は、駅で遅延証明書を受け取りましょう。

 また、学校の連絡先を控えたメモ、公衆電話から電話をかけるための小銭(最近は公衆電話が減っていますが、受験会場へのスマホ持参が禁止されているケースがあります)、タクシーで向かえば間に合う場合もあるのでタクシー代用のお金-を用意しておくと安心です。

 受験シーズンは、インフルエンザなどの感染症が流行する季節でもあります。前日までや当日朝に体調が悪くなった場合は、受験校に電話で連絡を入れましょう。

 試験中に体調が悪くなった場合は、静かに手を上げ、教室内にいる係の先生に知らせましょう。別室受験などの対応をしてもらえるケースもあるようです。

 「忘れ物をしてしまった」「用意したはずの受験票が見当たらない」といった時は、受付や係の先生に申し出ましょう。受験生本人であることが確認されれば受験可能になることがほとんどです。筆記用具を忘れた場合も、係の先生に相談してみましょう。


 受験に緊張やプレッシャーはつきものですが、誰しも、過度に焦ったり動揺したりすると本来の力を発揮できなくなるものです。

 そうした事態をできるだけ避け、試験に集中して実力を発揮するために、事前の準備をしっかりと確認しておいてください。保護者の方のサポートも大事です。

 それでもトラブルがあった場合は、受験校の先生に遠慮なく相談することで対応可能なことがたくさんあります。どうか最後まであきらめずに頑張ってくださいね。

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