睡眠について語る神戸大人間発達環境学研究科の古谷真樹准教授=神戸市灘区鶴甲3、神戸大

睡眠について語る神戸大人間発達環境学研究科の古谷真樹准教授=神戸市灘区鶴甲3、神戸大

 布団に入ってからなかなか寝付けないなど、睡眠についての悩みを抱えている人は少なくないだろう。どうすれば「質の良い睡眠」を取り、快適な日常を送ることができるのか。長年、睡眠について研究している神戸大大学院人間発達環境学研究科の古谷真樹准教授に聞いた。(斉藤正志)

 ■シャワーよりも入浴を

 眠りにつきやすくするために、どんなことをすればいいのだろうか。

 古谷准教授によると、深部体温(体の内部の温度)を上げると、体が睡眠の準備を始め、下がっていく際に眠気が訪れやすくなる。

 入浴は深部体温を高めてくれるので、寝付きをよくすためには効果的。1人暮らしだとシャワーで済ましがちだが、面倒でも湯をためるのがお勧めという。