店頭に立って来店客にコラボ商品をアピールする学生=神戸市灘区篠原南町6
店頭に立って来店客にコラボ商品をアピールする学生=神戸市灘区篠原南町6

 大学生のアイデアを地域の活性化につなげようと、神戸女学院大(西宮市岡田山)の学生らが、サンドイッチ専門店「マジックパン灘店」(神戸市灘区)と連携し、新商品の開発に取り組んだ。コラボ商品は、栄養バランスや見栄え、トレンド性などを意識したサンドイッチ3種類。期間限定で25日に売り出し、8月2日にも販売するという。(潮海陽香)

■店の課題を聞き取り、2カ月かけて試作重ねる

 開発に取り組んだのは、同大の高岡素子教授(食品科学)のゼミに所属する3年生7人。産官学の連携を進める「大学コンソーシアムひょうご神戸」の企業課題解決プログラムの一環で、地域で親しまれてきた店舗の魅力や価値を若い世代に伝えようと企画した。

 学生らは4月、同店を訪れ、担当者から店の課題などを聞き取った。「若い世代の客層を増やしたい」との要望も踏まえ、同世代が食べたくなるサンドイッチを目指し、約2カ月かけて試作を重ねた。

 完成したのは、甘さ控えめのクリームに大粒の栗や黒豆を入れたサンド(480円)▽若者に人気の水切りヨーグルトにバナナやゴールデンキウイなどを加えたフルーツサンド(350円)▽全粒粉のパンにローストビーフや女性に人気のアボカド、パプリカやタマネギを挟んだサンドイッチ(250円)-の3種類。

 ローストビーフ入りサンドイッチを担当した横山ゆらさん(20)は「がっつり食べたくても罪悪感を感じないよう、野菜をたっぷり入れ、全粒粉のパンにしたのがこだわり」とアピール。中山さくらさん(21)は「全てが初めてで、いい経験になった。若い世代からお年寄りの方まで多くの人に食べてほしい」とほほ笑んだ。

 25日には初日の店頭販売があり、3種類を20個ずつ用意した。エプロン姿で店頭に立った学生は「私たちが作ったサンドイッチいかがですか」と来店客に呼びかけていた。

 同店の山根智治オーナー(46)は「われわれが作ると、値段や作りやすさを考えたメニューになるが、学生とのコラボで発想が広がった。値段を安く抑えつつも新しさを取り入れた」と話していた。

 8月2日は午前10時から販売し、売り切れ次第終了する。