神戸大の研究グループは、人工知能(AI)を使ってコンピューター断層撮影(CT)画像から膵(すい)がんを高精度に検出する深層学習モデルを開発した。膵がんは悪性度が極めて高い一方、早期発見が難しいとされてきたが、専門医を大きく上回る感度で初期のがんを発見できるという。
膵臓は胃の裏側にある細長い臓器で、食べ物の消化を助ける膵液や血糖値を調整するインスリンなどのホルモンを分泌する。膵がんの死者は4万1235人(2024年)と肺がん、大腸がんに次いで多く、5年生存率はわずか13%。
研究グループによると、ごく初期の段階でがんを発見できれば切除後の10年生存率は90%を超えるが、膵がんの診断で使う「造影CT」でも早期の小さながんは見落とされやすい。健康診断など造影剤を使わない「非造影CT」ではさらに発見が難しいという。
























