フィンランド人の女性ITエンジニアを名乗って現金をだまし取ったとして、兵庫県警国際捜査課と姫路署などは7日、詐欺の疑いで、ナイジェリア国籍で姫路市に住む皮革工の男(45)を再逮捕した。同課によると、男は用意した口座に振り込まれた現金を引き出す役割だったとみており、男は調べに容疑を否認している。
逮捕容疑は何者かと共謀し2023年8~9月、静岡県菊川市の会社員男性(64)に対し、石油関連会社に勤務する50代の女性ITエンジニアをかたって「今日お金を受け取らなかったら会社とトラブルになる。現場監督に送金してもらえないか」などと連絡し、男名義の口座に11回にわたって計740万円を振り込ませた疑い。
同課によると、男性はマッチングアプリで女性ITエンジニアと知り合い、通信アプリ「LINE(ライン)」を使って英語でやりとりしていた。女性は洋上プラントにいる旨の説明をしたほか、「あなたに会いに行きたい」「東京までのヘリコプター代が必要」などとメッセージを送付。男性の被害額は計2千万円に上るという。
同課は男のスマートフォンにある別の通信アプリに、上位者とみられる人物がナイジェリア語で出金額などを指示する様子を確認。ナイジェリア人らによる組織的な国際ロマンス詐欺の疑いがあるとみて調べる。
男は、北大西洋条約機構(NATO)所属の英国人男性医師を名乗る人物による国際ロマンス詐欺で、女性から現金をだまし取った疑いがあるとして、昨年11月に詐欺容疑で逮捕され、起訴されていた。























