店長の田浦智嗣さん(右)
店長の田浦智嗣さん(右)

■高額電子マネーで直感 店長と女性店員に

 神戸市兵庫区のファミリーマート兵庫羽坂通店店長、田浦智嗣(ともつぐ)さん(44)と店員の女性が、兵庫県警兵庫署長感謝状を受けた。

 署などによると、3月下旬、高齢の男性が電子マネー「アップルギフトカード」10万円分を購入しようとした。レジで対応した女性が購入金額の大きさに疑問を抱き、相談を受けた田浦さんが対応。男性は「大丈夫だから」「もうかってるって」と説明した。

 詐欺を疑った田浦さんは「売らへん」と断って110番し、詐欺被害を防いだ。3月に着任したばかりの田浦さんは「高額の買い物をするお年寄りには声かけをするよう、歴代の店長が決めていた。新しい店員にも引き継いでいく」と話した。(山際美月)

■常連客との会話で確信 バングラ出身、元店員に

 同市中央区のセブン-イレブン神戸元町駅西店の元店員で、バングラデシュ出身のイスラム・ザヒドゥルさん(23)が、兵庫県警生田署長感謝状を受けた。

 署などによると、2月6日、60代の女性が来店し、電子マネー「アップルギフトカード」の購入を申し出た。当時働いていたイスラムさんが丁寧に事情を聴くと、女性は「振込手数料として5千円払うと200万円をもらえる。SNS(交流サイト)で見た」と話した。

 イスラムさんは詐欺だと確信し、女性に付き添って交番へ。女性は普段から世間話をする常連客だったといい、「お客さんとの日常会話から生まれる信頼関係が大切だと再確認した」と話した。(羽生岳志)

■電子マネー使途に疑問 マネージャーと店員に

 同市兵庫区にあるセブン-イレブン神戸羽坂通3丁目店マネージャー、城野麻貴子さん(43)と店員の正木明代さん(49)が、兵庫署長感謝状を受けた。

 署などによると、2人は3月19日午前、高齢の男性がうその手数料名目で電子マネー「アップルギフトカード」50万円分を購入しようとしたのを防いだ。男性は「外国からの荷物が届いている。手続きするために金が必要」と説明。荷物の受け取りに電子マネーが必要だとは考えづらく、110番した。

 城野さんは、高額の電子マネーを購入する高齢者への声かけを徹底していたという。「お客さんがためたお金をだまし取ろうとするなんて許せない」と話した。(山際美月)