客の詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警福崎署は、ローソン神崎粟賀店(同県神河町粟賀町)の竹下真由美店長に署長感謝状を贈った。竹下店長が詐欺被害の阻止で感謝状を受けるのは、今年2度目という。
5月12日、70代の男性が同店の電子マネーカードの売り場を訪ねてきた。竹下店長は男性の質問から初めての購入だと察し、行動を注視した。男性は購入するカードの選択に迷っており、用途や金額を聞くと「パソコンがロックされたのを解除するために3万5千円分が必要と言われた」と説明したため、詐欺と確信した。
竹下店長は、以前に福崎署からもらっていた詐欺の事例集を男性に見せた。パソコンの画面に不具合を示す警告が出て電子マネーカードを要求される類似事案が載っており、男性は「あ、これや」と納得。竹下店長が通報した同署員の聞き取りに応じたという。「少しの声かけで被害を防げるのなら、引き続き従業員と目配りしていきたい」と、竹下店長は話した。
同署によると、神崎郡内で今年1~5月に発生した特殊詐欺は3件で、被害額は計約5200万円。近ごろはネットバンキングを利用した詐欺で若者の被害もあるという。
同署の弓岡崇篤署長は「住民にとって身近な店の協力はありがたい。詐欺に遭わないために『自分は大丈夫』と思わず、誰かに相談してほしい」と呼びかけた。(喜田美咲)
























