創立150周年を迎えた母子(もうし)小学校(三田市母子)で9月30日、27年前のタイムカプセルが掘り起こされた。現在の校舎が建てられたのを記念して企画されたが、埋めた場所が分からなくなっていた。予定から約10年遅れの開封に、当時の在校生らは「見つかって良かった」「懐かしい」と喜び合った。(尾仲由莉)
「30歳ぐらいになったら掘り起こそう」。そう話していた6年生をはじめ、在校生約30人と母子幼稚園の園児6人が校庭にタイムカプセルを埋めたのは、1996年3月だった。だが、当時を知る人らがいなくなると、いつしか詳しい場所が忘れられてしまった。