三田などのおでかけ情報を発信する地域メディアを運営し、出張カメラマンとしても活動する町上裕城さん(26)=三田市三輪2=が、ベーグル専門店「ベーグルコッペ」(相生町)を2月にオープンした。研究を重ねて生み出した「もちもちふわふわ」の自信作を前面に、三田の活性化に情熱を燃やす。(黒田耕司)
町上さんは神戸市西区出身。関西学院大学理工学部で数学の教員免許を取得し、教育支援ボランティアなどに携わった。一方、三田や近隣の魅力を交流サイト(SNS)で発信する「いいとこたくさんだ」を開設し、卒業後も学生たちと運営。フリーのカメラマンとして、七五三やお宮参りの撮影も手がけている。
多方面で活躍する町上さんがベーグルと出合ったのは3年前。当時勤務していた情報紙の取材で神戸市北区の専門店を訪れ、「固くて口の中が乾く印象があったけど、もっちりしておいしかった」とベーグルの魅力にのめり込んだ。作り方を教えてもらい、そのまま弟子入り。「形が崩れるなど大苦戦でした」と振り返るが、約1年かけて基礎を学んだ。