障害者野球の国際大会で「もう一つのWBC」とも呼ばれる「第5回世界身体障害者野球日本大会」が9、10日、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市)で開かれる。兵庫県佐用町海内の堤佑真選手(32)は初めて日本代表に選出され「思い切り楽しみたい」と開幕を心待ちにする。医療ミスで左足首に障害を負い、一時は「死にたい」と絶望したこともあった。憧れ続けた大舞台での活躍を誓い、調整を続ける。(真鍋 愛)
堤選手は旧利神小学校(現在の佐用小)でソフトボールを始めた。障害を抱えたのは佐用中学の軟式野球部に所属していた2年生の春だった。大会に備えて腰のヘルニアの治療で手術をした際、医療ミスで寝たきり状態になった。
























