兵庫県市川町奥の休耕田で奥営農組合が手がけるヒマワリ畑が満開を迎えている。町花のヒマワリで町を盛り上げようと、毎年秋祭りの時期に重なるように育てており、コスモスとの協演も楽しめる。11日まで地元産の新米のほか、栗やサツマイモなど野菜の販売もある。
同組合は「ハイブリッドサンフラワー」という品種を計約1ヘクタールの農地で栽培している。8月初旬に種をまき、9月下旬に開花した。
猛暑の影響で花は小ぶりになったものの、秋空に向けて花びらを広げ、畑一面を黄色く染めている。周辺には地元老人会が手がけたかかし人形も飾られており、写真映えするスポットにもなっている。
組合では近くでコスモスも育てており、ともに10月いっぱいまで見頃が続く。
隣接する広場では、今月11日まで地元産の農産物やヒマワリとコスモスの切り花も販売している。同組合の森岡正成組合長(68)は「今年は適度に雨も降り、きれいに育った。花を楽しんで笑顔になってほしい」と話していた。
会場はJR甘地駅の西約1キロの倉谷古墳近く。入場無料で駐車スペースもある。(喜田美咲)