物価高騰対策として、たつの市は１０月１日から、市内の登録店舗で使えるプレミアム付き商品券を販売する。１冊２千円で、５千円分の買い物ができる。また、市は８月２０日まで、市内に店を構える登録店舗も募集している。
■１人につき購入は１冊のみ
同市の商品券発行は新型コロナウイルス禍の経済対策だった２０２３年以来。当時は中小、個人店舗の経済的救済が主な目的だったため、登録店舗は敷地面積が千平方メートル以下に限っていたが、今回はその制限を撤廃。大手スーパーなども登録の対象となるという。事業費は約３億８５００万円で、一部を国の物価高騰対策交付金で賄う。
商品券は５００円券の１０枚つづりで、釣り銭の支払いや払い戻しはない。１人につき１冊のみ購入可能。７月３１日時点で住民基本台帳に登録されている全市民（約７万２千人）が対象。９月下旬に市が全世帯主宛てに送る引換券を、１０月１日～１１月２８日までの間に、市内１９カ所の郵便局か光都プラザ郵便局に持ち込み、商品券を２千円で購入できる。市の担当者は「以前は早い者勝ちになってしまったが、この方法なら全員に平等に行き渡る」と力を込める。使用期間は１０月１日～来年２月２８日。
取扱店舗の登録条件は、市内に店舗があることのみで、市ホームページ上にある申請用紙に必要事項を記入し、市企画課に持ち込むかメール、ファクス（０７９１・６３・３７８６）で申し込む。問い合わせは同課ＴＥＬ０７９１・６４・３０３６（西竹唯太朗）
