金田峰生氏
金田峰生氏

 -今回訴えたいことは。

 「まずは三つある。初めに消費税を一律5%に減税し、廃止に向けた流れをつくる。それから物価上昇に見合う賃上げを行う。中小企業への支援を充実し、最低賃金を全国一律で1500円以上、可能なら1700円に引き上げる。また、医療費の窓口負担などの軽減、廃止に加え、農業政策の根本的な転換だ。『瑞穂(みずほ)の国』ともいわれる日本。農林漁業を基幹産業とし、食料が全ての国民に行き届く体制を構築する」

 -政治を志した理由は。

 「大学時代、スキーバスが川に転落し、私の友人や引率の教員らが亡くなった。原因は初め、居眠り運転といわれたが、調査が進むにつれて、運転手の過労が明らかになった。企業の利益より、人の命を大切にする社会にしたいと強く思ったのがきっかけだ」

 -参院選は前々回以来。

 「やはり政治を変えたい。そして何より、有権者の『頑張れ』という一つ一つの声が力になっている」

 -自身の性格は。

 「真面目、堅いと思いつつ、お人よしと言われることもある。ただ私の中では理不尽なことを見逃せず、違うと思ったら率直に言葉に出している」

・座右の銘…「温故知新」。先人が知恵や努力で築いてきた歴史から学び、より良くできることは改善したいとの思いから

・趣味…寺や城跡巡り。伝統ある建造物を前に、職人の技や先人の営みに思いをはせる。学生時代は約7年間、トランペットを奏でた