-強く訴えたい政策は。
「物価高対策、特にコメ価格の安定だ。備蓄米を放出するだけでなく、中長期的には増産を進め、安定供給を実現する。もちろん生産農家の支援も両立させたい。外交官としての経験を生かし、但馬牛や岩津ねぎ、山田錦などの農畜産物を海外に売り込んでいく」
-「令和の米騒動」は農水政務官在任中に起きた。
「非常に厳しい言葉もいただき、二度と繰り返してはならないと決意した。昨年9月に備蓄米の活用を農林水産省に提案し、任を終えてからも政府に質疑で繰り返し求めていった」
-初当選後に中央大の通信教育課程を卒業した。
「外務省時代に入学、働きながら6年かけ卒業した。私も就職氷河期世代。エントリーシートで何十社も落ちた経験があり、リスキリング(学び直し)の大切さを知っている。挑戦する人を応援できる仕組みを充実させたい」
-仕事以外の時間は。
「走るのが好きで、自宅の近くを朝30分ほどジョギングしている。身長(186センチ)が高いため、有権者の方と握手をするときは毎回膝を曲げないといけなくて…。鍛えないと体が持たない、というのもある」
・座右の銘…「建設は死闘 破壊は一瞬」。宝塚市職員として、阪神・淡路大震災からの復旧に携わった父に学んだ言葉
・尊敬する人物…前野良沢。「解体新書」を杉田玄白とともに翻訳した。外交官時代、ポルトガル語を一から学んだ自らと重ねる