高橋秀彰氏
高橋秀彰氏

 -立候補した理由は。

 「12年前に丹波市に移住して農業を始めた。中山間地域で麦や黒豆を中心にニンジンやサトイモも育てているが、農村を切り捨てる政策が進んできたと感じた。大規模化やもうけ主義が進み、このままでは国内の農業を支える中山間の農地が消えてしまうという危機感から決意した」

 -訴えたいことは。

 「農業など1次産業の小規模事業者への支援に尽きる。機具の更新や維持管理など小規模でも成り立つための支援が必要。自国の農産品をしっかり保護し、自然環境を壊す政策も止めたい。農村や山間部に人を呼び込むことで経済も動き出すことを伝える。愚直に街宣やビラで訴えることが第一で、中山間の実情を知ってもらうために、都市部でもSNS(交流サイト)を生かし声を届けたい」

 -無所属連合に参画する。

 「国会は多数を持つ政党の意見だけで議論が存在しない。無所属連合は党議拘束もなく、健全な議論ができる。今住む集落でも会議は全会一致でみんなの意見を必ず聞いてくれる。まさに国会に欠けていることだ。丹波で感じたことをそのまま国会に持っていく」

・座右の銘…「自然は飛躍しない」。就職に苦労した経験から「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」も

・趣味…リフレッシュのためのサウナ

・スポーツ…高校時代はアメリカンフットボールに熱中。今は合気道をたしなむ