加田裕之氏
加田裕之氏

 -最も重視する訴えは。

 「物価高対策だ。短期的には党公約の給付に加え、食料品消費税の時限的な減税を政府に提言するなど生活を守る政策をフル動員する。中長期的には、物価高を上回る賃金の持続的な上昇が求められる。人手不足が続く中で企業の生産性を高めるため、設備投資やDX化などを後押しする施策の展開も必要だ」

 -2019年に初当選した。1期目の実績は。

 「岸田内閣で法務政務官を務め、SNS(交流サイト)上の誹謗中傷対策として侮辱罪の法定刑を引き上げる刑法改正に携わった。ただ、SNSにはさまざまな課題があり、今後も対応を考える必要がある。2期目では有志の仲間とチームを立ち上げ、法の再改正も含めて課題の改善や解決に向けて取り組みたい」

 -03年から県議を4期務めた。現在の県政の混乱をどう見るか。

 「県内を巡ると斎藤元彦知事や県政に対し、賛否両方の声が聞こえる。ただ、どちらも『兵庫を良くしたい』との思いは共通している。今回の候補者の中で自分自身は県政に近く、実情を理解している立場だと思う。県政を前に進めるための手伝いをしていきたい」

・尊敬する人物…神戸出身の社会活動家、賀川豊彦

・性格の自己分析…誰ともフランクに話す。家族の分析では「大ざっぱ」

・神戸愛…神戸の粉もんのレベルが高く、東京では食べたくない。夜の「締めラーメン」ならぬ「締めパン」が好き